セブリング1000マイル

WEC 2021 第6戦 セブリング1000マイルレース

伝統の米国セブリングで1000マイルレースに初挑戦

長い冬のオフシーズンも終わり、TOYOTA GAZOO RacingはFIA世界耐久選手権(WEC)2021年スーパーシーズンの第6戦としてシリーズに加わったセブリング1000マイルレースに挑むべく、米国フロリダ州へと向かいます。

チームは11月のWEC第5戦上海6時間レースでシーズン4度目の1-2フィニッシュを果たし、ドライバーズ、チームの両方でタイトル争いをリードして冬のオフシーズンに入りました。そして、4か月にわたる準備期間を経たチームは、このポイント差を更に広げるべく、通常の6時間レースよりも長い第6戦セブリングでの1000マイル(約1600km)レースに挑みます。

WECセブリング1000マイル、中止が決定。米国のコロナ対策入国制限に起因

FIA世界耐久選手権は、アメリカ合衆国によるヨーロッパからの入国停止措置を受け、3月20日に予定されていたセブリング1000マイルレースの中止を決定した。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響が世界中に広まる中、WEC(世界耐久選手権)は3月20日に決勝が予定されていた第6戦セブリング1000マイルレースの中止を決定した。

 既にアメリカ国内ではMotoGP第3戦アメリカズGPが中止となるなど、新型コロナウイルスの影響がモータースポーツの世界にも広がっていたが、4輪レースもその影響を避けることはできなかった。

 今回WECセブリングが中止に至った背景には、アメリカのドナルド・トランプ大統領が英国を除くヨーロッパからの入国を現地時間の13日から30日間停止すると明らかにしたことが要因として大きい。

 なお2020年も昨年に引き続きIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権セブリング12時間レースとの併催で“スーパーセブリング”として開催される予定だった。

 IMSA側は11日に予定通りレースが行なわれることを示すプレスリリースを発表していたが、WEC側はこうした状況を受けてセブリング1000マイルレースの開催について検討を行なった結果、レースを中止するという選択に至ったと声明で説明している。

「状況を注意深く検討した結果、WECの(セブリングでの)レースは中止されることが決定された」

 WECの声明には更に次のように記されている。

「数日中にアメリカへ移動する予定だった多数の職員やチームスタッフ、ドライバーが依然としてヨーロッパに滞在しているため、彼ら無しでレースを行なうことは適切ではないし、可能なことではないだろう」

WEC、第6戦セブリング1000マイルレース中止を発表

WEC(FIA世界耐久選手権)は3月12日(現地時間)、アメリカのセブリング・インターナショナル・レースウェイで3月18日~20日に開催を予定していたWEC第6戦セブリング1000マイルレースを中止すると発表した。

 これは、アメリカのトランプ大統領が3月11日に発表した、欧州から米国への渡航が30日間大幅に制限されることによるもの。新型コロナウイルス拡大に対する対応策として発表されたものであるが、現時点で多くのドライバーやチームスタッフ、役員などが欧州にいることを踏まえ、彼らが渡米できない状況でレースを実施することはできないと判断したという。

 レースのキャンセルに加えて、14日~15日に予定されていたWECのセブリングでのテストも中止となる。

WEC:セブリングでのサクセスハンデ、7号車トヨタは1周3秒ロス。一方、上位3台の差は縮小

「レース中止という決定は3月11日の夜遅い時間に、IMSA社長のジョン・ドゥーナンと連絡を取り合い、受け入れられた」

 なおセブリング1000マイルレース以外にも、今週末に予定されていた2日間のテストも同様に中止されることになった。

 WECのCEOであるジェラール・ヌーブは次のようにコメントを寄せている。

「この決定は軽々しく下されたものではない。我々のチームとスタッフは熱心で知識豊富なファンの前でレースを行なうことに素晴らしい価値を置いている」

「今回の中止はヨーロッパからアメリカへの渡航制限によって強いられたものだが、WECはスタッフィやチーム、レースファンの健康と福祉へ常にコミットしている。WECのレースイベントのあらゆる側面のクオリティは、我々の行ない全ての中心であり、妥協することは決してないだろう」

【WEC 2021第6戦】米国セブリング1000マイル戦、トヨタがシーズン5度目の1-2フィニッシュ…中嶋一貴ら8号車トリオが3勝目

昨年11月の上海戦から約4カ月の実戦インターバルを挟み、WECの2018/2019シーズンが再開のときを迎えた。2019年最初の戦いは米フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイが舞台、決勝のレース設定は現地16時スタートの1000マイル(約1600km)戦で、深夜にチェッカーフラッグが振られることになる(最大レース時間は8時間)。

セブリングでは例年この時期に伝統の「セブリング12時間レース」が開催されており、現行WECも最初の2012年シーズンはセブリング12時間を開幕戦とした。現在のセブリング12時間はIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の一戦であり、今回はそのセブリング12時間のレースウイークに、7年ぶりのWECセブリング戦ということになる1000マイルレースが別途“ジョイント”するかたちとなった。1000マイルレースと12時間レースが続けざまにあるという、実に壮大かつ豪華で忙しいレースウイークとなっている。

WEC最高峰「LMP1クラス」の優勝争いは、やはり現状唯一のメーカーワークスチーム「TOYOTA GAZOO Racing」が走らせる2台の「TS050 HYBRID」による同門バトルとなった。まず予選でポールポジションを獲得したのは、中嶋一貴/フェルナンド・アロンソ/セバスチャン・ブエミの8号車。これに小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ホセ-マリア・ロペスの7号車が続く。

決勝レースはセーフティカー(SC)導入やフルコースイエロー等の影響もあって、1000マイル268周はクリアできずに8時間の方が先にくることとなった。レースの最終盤25分ほどは強い雨に見舞われ、最後はSCランのままチェッカーが振られている。そして、それをトップで受けたのはトヨタ8号車であった。

レース中盤まではいい勝負をしていたトヨタ勢2台だったが、7号車がロペスのドライブ中にGTカテゴリーのマシンと軽く接触、ピットでの作業で4分ほどをロスすることに。ここで8号車とは周回が違ってしまい、実質的に勝負あり。最終的に8号車は253周を走って優勝、7号車は252周で2位となった。3位でノンハイブリッド勢トップのSMPレーシング 11号車 BR1・AER(M.アレシン/V.ペトロフ/B.ハートレー)は242周。